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【銀価格の変動要因】銀の相場はどんな時変動する?

2015.02.11 買取コラム

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相場は変動しやすいと言われており、価格動向には細心の注意を払う必要があります。 特に投資対象として銀を選ぶのであれば、しっかりと価格が変動する理由を把握しておくべきです。 そこで、銀価格が変動する要因をまとめてみました。

経済動向による銀価格変動

銀は工業用品として使われることが多く、経済動向と価格の変動に密接な関連があります。 まず、エレクトロニクス製品の原料として銀が多く使われることから、工業用需要が伸びると価格が上昇する傾向が見られます。 元々の銀価格が安いため、需要や消費が伸びると価格の変動を起こしやすいのも、銀の特徴と言えるでしょう。
また、主要生産国のメキシコやペルーの経済動向も銀価格の変動に影響を及ぼします。 銀の生産においてペルーは17%、メキシコは15%のウエイトを占めており、社会不安などの動向が見られると銀の価格も上昇してしまいます。 他の価格変動要素とは異なり先行きが不透明なため、銀相場に不透明感を与える原因になります。 このように銀の需要による価格変動が起きやすいため、投資対象として扱う場合は慎重な見極めを心がけましょう。

投機的要因による銀価格変動

銀は市場相場が他の貴金属よりも小規模で、投機的な要因を受けやすいと言われています。 最も象徴的な出来事として挙げられるのが、アメリカのウォーレン・バフェット氏による銀買い占めによる銀価格高騰です。
これは1996年にバフェット氏が世界の年間供給量の5分の1にあたる銀を買い占めた出来事で、相場価格が大きく乱高下しました。 現在は比較的銀相場は安定しているのですが、再び買い占めによる価格変動が起こらないとも限りません。
また、2000年代に入って銀ETF(銀価格連動型上場投資信託)が開始されたことにより、一般投資家も銀相場に介入するようになりました。 そのため、銀の売買が頻繁に行われるようになり、銀相場は以前よりも流動性が高くなっています。
この他にも、ユーロ圏の金融不安など経済状況の変化によって、銀などの貴金属相場が大きく変動する傾向があります。 ユーロ圏の金融危機だけではなく世界各国で通貨価値や株式市場に不安が生じると、銀などの現物市場が活発化するため、相場価格の変動を招きやすいと言われています。 最近の銀相場は安定傾向にありますが、わずかな要因でも価格が変動する可能性を秘めています。
銀を投資対象として扱う場合には価格の変動を注意深く見守って、適切な資産価値を保てるような購入量を心がけましょう。

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