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金があと20年で枯渇するのは本当なの?

2015.04.01 買取コラム

ゴールド写真

金は希少性が高い貴金属で、古くから富の象徴として扱われてきました。 しかし、近年では金の埋蔵量の限界が近づいていると言われており、およそ20?30年で枯渇すると言われています。 そこで、金の埋蔵量や相場価格についてまとめてみました。

 

金の埋蔵量とコストの関係について

一般的に金の埋蔵量が減少するほど、コストは高くなっていくと言われています。 その理由としては、金の埋蔵量が残り少なくなると、採掘が難しい鉱脈から産出する必要が生じるためです。 つまり、採掘が難しい鉱脈へ多くの機材や人員を投入するため、金の生産コストが高くなってしまうのです。 このように金の生産コストが高くなればなるほど、金の流通価値は高くなります。 

近年の金価格高騰もこの背景を受けており、今後も価格の高騰傾向は続いていくと予想されています。 また、金の価値が高まると、それに連れて金を保有する人の割合も高くなります。 言わば金が市場に流通する絶対量が停滞してしまうため、より価格の上昇が起こりやすくなるのです。 金の価格上昇は様々な要因で起こりますが、埋蔵量の減少に伴う生産コストの上昇も大きく影響しています。 今後の金相場の変動にも直結する要素ですので、動向を注視しておくようにしましょう。

 

金が枯渇すると相場はどうなる?

金の埋蔵量には限りがあり現在の採掘ペースが続けば、あと20?30年のうちに枯渇する見通しです。 そのため、生産コストの上昇が起こっており、近年の金価格高騰に繋がっています。 では、金が枯渇すると相場価格はどのように変動するのでしょうか。 一説によると人類が有史以来発掘した金の量は、およそ18万トンと言われています。 これらの大部分がリサイクル可能な形で残っているため、仮に枯渇したとしても急激な相場の高騰は起こらないと見られています。 

また、今後は科学技術の進歩によって、新たな金鉱脈の発見が期待できます。 今から20年ほど前の1995年ごろから、金の埋蔵量は残り20?30年と言われてきました。 しかし、2018年の現在でも、金の埋蔵量の予測は残り20?30年のままです。 つまり、技術の進歩によって1995年時点では採掘できなかった金鉱脈を、新たな採取源として発見できていることになります。 今後も新しい金鉱脈が見つかるとは限りませんが、技術の進歩に伴う採掘の効率化などは十分に考えられます。 周知のとおり金の埋蔵量が減少しているのは事実ですが、現時点ではあまり神経質に枯渇への不安を感じる必要は無いと言えるでしょう。

 

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