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ダイヤモンドができるまで

2015.02.01 買取コラム


ダイヤモンドができるまで
ダイヤモンドが炭素で構成されているのは有名ですが、いったいどのような過程を経て出来上がるのでしょうか?
美しいダイヤモンドができるまでの流れを、専門的な解説を交えながらご説明します。

ダイヤモンドは単一元素で構成される唯一の宝石!

ダイヤモンドは炭素のみで構成されているのが最大の特徴です。他の宝石のように混成物が無く、単一元素で構成されているのはダイヤモンド以外にありません。

炭素のみで構成されてダイヤモンドのような宝石になる理由は、立体的分子構造で共有結合しているからです。 分かりやすく言い換えると、炭素がピラミッドのように固まった結晶がダイヤモンドだと考えれば良いでしょう。

では、他の炭素構成物との違いですが、ダイヤモンドとは構造が大きく異なっています。 例えば、鉛筆などに使われる黒鉛も炭素のみで構成されていますが、ダイヤモンドとは違って層状の構造になっているため、鉱石や結晶にはなりません。

このダイヤモンドの構造は硬さ、透明性、熱伝導性などの特徴にも繋がります。炭素で構成されていることで有名なダイヤモンドですが、このように他の物質には見られない構成条件を備えているのです。

ダイヤモンドが生成される条件は?

ダイヤモンドが炭素元素のみで構成されているのはご説明したとおりですが、環境が整っていないとダイヤモンドとして生成されません。

その第一段階として必要となるのが、高温かつ高圧の地中環境です。 まず、高温で岩石が溶かされると炭素原子が放出され、炭素原子のみの結合が始まります。 この際に高圧環境が整っていると、ダイヤモンドの原石となります。

具体的な環境の条件ですが、地表から深さ125?200km、温度900?1000℃、圧力45?60キロバールが必要だと言われています。 この条件を全て満たすことでダイヤモンドが生まれるため、希少性が高くなるのも頷けます。

さらに、この条件で作られたダイヤモンドは、マグマの噴出で一気に地表付近まで押し上げられることで完成します。 マグマで押し上げられるスピードにも条件があり、マッハ1.8のスピードを伴っていないとダイヤモンドの原石にはなりません。 つまり、ゆっくりしたスピードで地表に現れてしまうと、ダイヤモンドではなくただの炭素を含む鉱石になってしまうのです。

普段何気なく接しているダイヤモンドですが、誕生までの流れには人間の想像を超えた過程があります。 神秘的なダイヤモンドの輝きを眺めながら、地球の大いなる力に思いを馳せてみるのもロマンチックですね。

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